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vol.24 正しい夏の暑さ対策③

こんにちは、瀬山です。

今回は、夏の暑さ対策の最終回です。

 

夏対策のポイントを、改めてまとめます。

①窓の性能

②庇、軒の活用

③壁の断熱・遮熱

④屋根の断熱・遮熱(2階の暑さ対策)

⑤熱交換の性能

⑥エアコンの効果的活用

⑦湿度の理解

 

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①~⑤で、外からの熱は効率的に遮熱できるようになります。

あとは、室内をどう冷やすか?ですね。

 

⑥エアコンの効果的活用

⑦湿度の理解

 

この2つのポイントを説明します。

 

 

⑥エアコンの効果的活用

まず、エアコンは何畳用を選べばいいか?というお話をします。

適切な容量のエアコンを選ばないと、効率的に室内を冷やせなかったり、

無駄に電気代がかさんでしまうことになります。

 

カタログに表示されている畳数は、古い木造平屋建てやアパートを想定した数値になっています。

つまり、断熱性能の低い家が基準になっているため、最新の断熱性能が高い家にはそのままあてはまらないと言えます。

 

例えば、想定Q値が2を下回る高断熱住宅であれば、表示されている畳数の2~3倍の広さに対応できます。

1階が30畳だとすると、14畳用エアコン一台で十分ということです。

一般の住宅のQ値を3前後と想定すると、表示されている畳数の1.5倍程度の広さに対応できると考えてもよいかと思います。

 

もちろん、断熱性能のみならず、換気システムの性能などにより、必要なエアコンの容量は変わってきます。

個人的な考えでいうと、冬は1階のエアコン1台稼動で、家全体が温まる家が望ましいです。実際にそれは可能です。

夏も、1階から2階への送風機能があれば、エアコン1台で家全体が冷える家は可能です。

 

次に、エアコンの風の方向について、ご説明します。

まず、設置方向ですが、窓の面に、平行に冷風を当てるのが、最も効率が良いとされています。

前回までで学習したように、熱のほとんどは窓から入っくるためです。

 

風の上下の向きも大切です。熱気は上に上がりますから、

夏は天井に、冬は壁伝いに床に、ということになります。

 

⑦湿度の理解

結論、室内の湿度を下げましょうという話です。

 

暑さ指数(WBGT)という言葉をご存知でしょうか?

環境省も正式に採用している暑さの度合いを測る指標です。

計算式は以下の通りです。

■屋外での算出式
WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

■屋内での算出式
WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度

 

注目して欲しいのは、湿球温度が7割の計算になっているということです。

つまり、暑さの体感温度は、湿度による部分が大きく、湿度を無視して温度対策だけしても効果が薄いということです。

(湿球温度とは正確には湿度とは違う数値なのですが、詳細は割愛します)

 

イメージはわきますよね?いわゆる、蒸し暑いという感覚です。湿度が高いと体感温度はぐっとあがります。

冬でいうと、雪が降ると少し暖かく感じますよね?湿度が低ければ低いほど寒く感じるということです。

 

この湿度対策として有効なのが、再登場になりますが、高性能換気システムです。

前回、熱交換の話はしましたね?せっかく冷やした熱を逃がさないために80%以上の熱交換換気システムをいれようという話です。

実は、熱交換には、顕熱と潜熱という2種類があります。顕熱が温度、潜熱が湿度、というイメージでおおよそOKです。

 

温度交換だけでなく、湿度交換もできる熱交換システム(全熱交換型と呼ばれます)があります。

今から家を建てる人はラッキーですね。すばらしい技術です。

 

夏は、エアコンの稼動により、室外より室内のほうが湿度が下がります。

ですので、湿度交換で室内の湿度を低いままに保ち、体感温度を下げたままにすることが大切ということです。

ちなみに、冬は、人間の活動により、室外よりも室内のほうが湿度が上がります。

ですので、湿度交換で室内の湿度を高いままに保つことで、室内の体感温度を上げることができるのです。

 

夏は除湿、冬は加湿。

これは皆さんがもっているイメージ通りに大切だということがお分かりいただけたかと思います。

 

 

最後に、エアコンの選び方について、ご紹介します。

・風量・風向のコントロール

夏は、天井と平行・水平に、強い気流を起こす必要があります。

『気流』『風量』などといったキーワードを見つけるようにしたらよいかと思います。

あと、くれぐれもエアコンの風を人に直接あてるようなエアコンはやめましょう。

人は風が直接あたると不快になります。

エアコンの風は、人に直接あたらないように設計されていることが望ましいです。

・湿度コントロール

除湿モードのほうが、冷房モードよりも電気代が高いってご存知でしたか?ずっと除湿モードにするとかなりの電気代になります。

最新技術で、電気代をおさえながら除湿するという機能が開発されました。これは画期的だと思います。(現在、ダイキンのみ)

ダイキンの加湿機能も注目されていますが、外部環境にかなり左右されてしまうので、この加湿機能は、現段階ではオススメをしていません。

・省エネ性能

通年エネルギー消費効率(APF)の数値を確認しましょう。

この数値が高ければ高いほど、省エネ性能が高いという考えてください。

一般的には、200V14畳タイプが最も効率が高い場合が多いです。迷ったら、200V14畳と覚えておいてください。

 

 

以上で『正しい夏の暑さ対策』を終わります。

瀬山彰
2017/08/28

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